萩尾(高橋克実)と秋穂(榮倉奈々)は、車上荒らしに財布と仕事の資料を盗まれた男性・内丸博之(小市慢太郎)に遭遇する。財布の中には、それがなければ会社が立ち行かなくなるような、業務上の大事なデータを記録したメモリーカードが入っていたという。萩尾はその手口から、“気配りの泰司”と呼ばれる柳田泰司(井戸田潤)が犯人だと見当をつけると、ほどなく柳田を確保した。柳田は犯行を認めるが、財布は電車の中で女子高生にスられたと言い出す。警視庁へと戻った萩尾と秋穂は、スリ捜査を専門にする7係のベテラン刑事・槙原和重(菅原大吉)から、最近ある路線でスリ事件が多発しているという情報を聞いた。槙原はその手口からすると、常習犯とはまた違った犯人で、グループによる犯行ではないかという。と、そのとき、捜査資料を見ていた萩尾が、スリが発生したときに同時に痴漢騒ぎが起きていたことに注目。なにか引っかかる萩尾は秋穂を伴い、痴漢被害を訴えた瀬戸純(橋本楓)という女子高生を訪ねる。秋穂が被害届について確認すると、どうして今頃そんなことを聞くのか?と、同席した楓の友人が立ちはだかった。その友人とは、車上荒らしの被害に遭った内丸の娘・美晴(早見あかり)で…。