フットボールフロンティアでの雷門中優勝により、少年サッカーは日本中で人気を集めるようになる。やがてサッカーチーム運営の要件として、「スポンサード」と呼ばれる、大規模な資金を有するスポンサーが付かなくてはならなくなった。 ゆえに、スポンサーの付かない学校は試合観戦における集客が見込めなくなり、資金不足によって廃部に追い込まれるようになっていった。 孤島・伊那国島にある伊那国中のサッカー部にもその影響は及ぶこととなる。ある日、伊那国中校長の判断により廃部が決定し、サッカーグラウンドが撤去されることとなった。 伊那国中2年生の稲森明日人は撤去を阻止しようとするが、簡単に解決できる話ではなかった。その代わりに校長が「本土にある雷門中へ転入し、フットボールフロンティアで1勝すればサッカーを続けられる」という話を勧める。 故郷の島を離れることに戸惑うサッカー部の面々だったが、自分たちのサッカーを取り戻そうと決心して本土へと渡り、雷門中に転入。「フットボールフロンティアで1勝し、スポンサー獲得」を目指す。 フットボールフロンティアに出場する明日人たちは新生・雷門中として予選1回戦で星章学園と対戦。星章学園1年生・灰崎凌兵は伊那国イレブンの秘めた実力に狂笑する。一方で客席から王帝月ノ宮中の2年生・野坂悠馬は伊那国イレブンのプレーを眺めていた。 明日人、灰崎、野坂。それぞれがサッカーにかける想いとは。 「てっぺん」を目指す少年たちの、熱き青春サッカードラマが幕を開けようとする。