コバヤシ少年は中学2年生になった今日まで、生きる喜びを感じたことがありませんでした。それは死んでいるも同然のことです。ある日、彼はオブジェと化した死体の前で目を覚ましました。なんとそれは殺された担任の教師ではありませんか。コバヤシ少年は真っ先に警察に疑われ、容疑者として逮捕されてしまいました。証拠不十分で釈放となったコバヤシ少年は、アケチ探偵の元を訪れます。彼は17歳でありながら、政府から許可証を得た少年探偵なのです。さあ今ここに、謎の「人間椅子」をめぐって、コバヤシ少年とアケチ探偵の推理が始まるのです。