ナオトは高岡拳太郎と共に富士の裾野にある秘密訓練場に向かう。そこは初代のタイガーマスク・伊達直人が使っていた場所だった。 三年前、『ジパングプロレス』のエース藤井大助が虎の穴のレスラー・イエローデビルによって引退に追い込まれ、団体は潰されてしまった。『ジパングプロレス』の練習生だったナオトは行き場を失うが、高岡に導かれ、ここで伊達直人の遺産を受け取り、新たなタイガーマスクとなったのだ。 タクマは父親である藤井大助がリハビリを続ける療養所を訪れていたが、声はかけられなかった。自分が今、虎の穴のレスラー・タイガー・ザ・ダークだからだ。 タイガーマスクを倒すべく、赤き死の仮面・レッドデスマスクが来日する。流血のような赤き姿で。